言語聴覚士(ST)とは
言語(言葉)に障害を持つ人に、
その障害にある機能の評価に基づき、それによって生じる社会生活上必要とされるコミュニケーション及び、嚥下(飲み込み)の障害に対してアプローチを行う専門職です。
その障害にある機能の評価に基づき、それによって生じる社会生活上必要とされるコミュニケーション及び、嚥下(飲み込み)の障害に対してアプローチを行う専門職です。
リハビリテーションの対象
1.失語症
脳卒中等により、脳の言葉を司る部分に異常が起こり話す・聞く・読む・書く面に支障が生じる。
相手の話を理解できない、伝えたい言葉が上手く出てこない
文字や文の意味を理解できない、文字や文が読めない・書けない
相手の話を理解できない、伝えたい言葉が上手く出てこない
文字や文の意味を理解できない、文字や文が読めない・書けない
2.構音障害
脳卒中等により、唇・顎・舌・喉に異常が起こり
はっきりとした発音ができない・呂律が回らないといった症状
はっきりとした発音ができない・呂律が回らないといった症状
※構音障害の場合は、相手の言っている言葉が理解でき、自分も適切な返事が頭の中で分かっている為、
文字でのやりとりは可能です。
3.摂食嚥下障害
脳卒中による舌・唇等の麻痺、また加齢による口・喉の筋力低下により、
むせる・食後痰が絡む等の症状
4.高次脳機能障害
脳卒中や頭部外傷等により、脳が部分的に損傷を受けたために起こる障害
※注意障害 :注意力・集中力の低下
記憶障害 :新しいことが覚えられない・以前の事を思い出せない
遂行機能障害 :日常生活や仕事内容を整理・計画・処理する一連の
作業が難しくなる
社会的行動障害:感情や行動を自分で調節するのが難しくなる
記憶障害 :新しいことが覚えられない・以前の事を思い出せない
遂行機能障害 :日常生活や仕事内容を整理・計画・処理する一連の
作業が難しくなる
社会的行動障害:感情や行動を自分で調節するのが難しくなる
当院での主なリハビリ内容
摂食・嚥下のリハビリ
ペーシングボードの使用例
≪ペーシングボードとは・・・≫
話す速さを遅くすることで言葉をはっきりさせる道具です。
話す際に、ペーシングボードのスロット(色のついているところ)を指で下から上になぞりながら1つ1つの音を声に出していきます。
・重度の方
1つ1つの音を出すたびに指でスロットを下から上になぞっていきます。
・中等度の方
単語を文節ごとにスロットを下から上になぞっていきます。
ST室便り
2023-09-04
2023-04-21
2022-06-16
2022-05-09