管理栄養士コラム
【第37 】家庭の定番食材〝鯖〟
2022-10-31
オススメ
第37回 栄養コラム
家庭の定番食材〝鯖〟
日本で昔から親しまれている鯖の旬は10~12月です。
「マサバ」は日本近海で獲れる代表的なサバの種類で、「秋さば」「寒さば」などと呼ばれるように、秋から冬にかけてが脂が美味と言われています。
体に多数の黒斑がある「ゴマサバ」は、一年中漁獲されますが、脂質が少なく、一年を通じて味が変わらないのが特徴です。
ただ、鯖は非常に鮮度が落ちやすい魚なので、新鮮なうちに食す事が大切です。
「マサバ」は日本近海で獲れる代表的なサバの種類で、「秋さば」「寒さば」などと呼ばれるように、秋から冬にかけてが脂が美味と言われています。
体に多数の黒斑がある「ゴマサバ」は、一年中漁獲されますが、脂質が少なく、一年を通じて味が変わらないのが特徴です。
ただ、鯖は非常に鮮度が落ちやすい魚なので、新鮮なうちに食す事が大切です。
☆栄養価と効能☆
【オメガ3脂肪酸】
鯖には必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸を豊富に含まれており、心臓機能の維持、心臓病リスクを下げてくれる働きがあります。またうつ病や精神安定、子供のADHD症状の緩和にも効果があると言われています。更に抗炎症効果・効アレルギー効果、眼精疲労の緩和、睡眠の質を改善するなど、現代人には欠かせない健康効果が分かっています。
【ビタミンB12】
鯖にはビタミンB12が多く含まれるおり、葉酸とともに赤血球中のヘモグロビンの生成を促す栄養で悪性貧血を予防する効果があります。また、神経機能を正常に維持したり、傷ついた末梢神経を修復したりする効果もあります。
【ビタミンⅮ】
鯖には脂溶性ビタミンのビタミンDが含まれており、含有量は魚の中でも多めです。
ビタミンDにはカルシウムやリンの吸収を良くし、骨の形成や促進、強化する働きがあります。
【セレン】
鯖にはミネラルの一種であるセレンが他の魚に比べて豊富に含まれています。
セレンはたんぱく質と結合すると体に吸収され易くなる性質があり、非常に高い抗酸化作用があるので、がん予防やアンチエイジングに効果があります。
☆おすすめレシピ☆
鯖の竜田焼き
【材料】2人分
・鯖(無塩) …2切れ
・片栗粉 …15g
・オリーブオイル …大さじ3
・お好みで塩又はポン酢 …適量
【作り方】
- 鯖はペーパータオルで軽く水気を拭き取る(臭みの原因)
- 食べやすい大きさに切り、取れる範囲で骨を取っておく。
- 片栗粉をまんべんなくまぶす。フライパンにオリーブオイルを入れ熱しておく。
- 油がはじかないようにそっと鯖を入れ中火で揚げ焼きにする。
- 両面きつね色になったら取り出し、油をきる。
- 粗熱が取れたら、お好みで塩やポン酢などかけて完成。
※ポイント!無塩で調理すれば、食べる時にお好みの調味料をかけることで、少ない調味料でも満足できるので減塩になります。
