節分とは立春・立夏・立秋・立冬と分けられた季節の前の日のことを指します。
旧暦では立春の頃が一年の初めとされ、最も重要視されていましたので、節分と言えば
一般的に立春の前日を指すようになりました。
近年は恵方巻きを食べる習慣も一般化されており、起源は諸説ありますが、関西方面から
伝わったものと言われております。【恵方】とはその年の福徳を司る年神様がおる方向を
示し、その恵方に向かって事を行えば、「何ごとも吉」とされました。
【恵方】を向いて巻き寿司を食べることから、「恵方巻き」と呼ばれるようになりました。
【食材の栄養について】
巻き寿司には欠かせない海苔
海苔などの海藻類が「海の野菜」と呼ばれています。
由来は海の中の栄養分を吸収して成長することからきているそうです。
低カロリーでカリウムや鉄などのミネラルが豊富です。
① カリウム
海苔1枚(3g)に含まれるカリウムは
焼き海苔:72mg
味付け海苔:81mg
岩のり:140mg
カリウムはし細胞が正常に活動するために欠かせないミネラル。
② 葉酸
海苔1枚(3g)に含まれる葉酸は
焼き海苔:57µg
味付け海苔:48µg
岩のり:45µg
葉酸は赤血球の生産を助けるビタミン。またたんぱく質合成や細胞の生産にも関わり、
体の発育にも重要なビタミン。
③ 鉄分
海苔1枚(3g)に含まれる鉄分は
焼き海苔:0.3mg
味付けのり:0.2mg
岩のり:1.4mg
海苔の鉄分は非ヘム鉄ですが、肉や魚、ビタミンCと一緒に摂ると吸収されやすくなり
ます。
④ 食物繊維
海苔1枚(3g)に含まれる食物繊維は
焼き海苔:1.1g
味付け海苔:0.8g
岩のり:1.1g
食物繊維は腸内環境を整えるだけでなく、脂質・糖・ナトリウムなど吸着して体から排出することから、生活習慣病予防・改善にも効果が期待出来ます。
【令和3年の節分に提供した昼食メニューです】